勇者さんの誌上プロデュース!・1

「よかれと思って・・・」はなぜ破局への道なの?!

こんにちは!辻耀子です。
さて、感想メールをたくさん頂いてしまったので、
今回は誌上プロデュースをしてみたいと思います♪

(というより、今回は過去の恥ずかしい自分を暴露!しちゃいます。)

では始まり始まり〜。
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●O.Y.さん(女性)より。

いつも楽しく拝見しています。
バックナンバーで「あねご」の回がありましたよね。

>アネゴ系の女性の解決策は、『自分の機嫌を取ってくれなかった親を
>許すこと』しかありません。

とあったのですが、それ以外にすべきことはないのですか?
私自身アネゴ系な方で疲れてしまう事があるんですが、
親以外ではどうしたらいいのですか、

現状、相談されたりするとやっぱり力になってあげたいし、
変に気が廻ってしまって
ほっといたりはできないと思うんです。

返信お待ちしています。
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ごめんなさい、現在感想メールへの返信が全然出来ていないのです。
(基本的に「返事なくってもいいや」というかたのみ、メール下さい。)

さて、精神的にかなりお疲れ気味なのでは、とお察しします。
・・・大丈夫でしょうか?ストレス溜めていませんか?O.Y.さん。

実はぶっちゃけ、私も超〜〜!がつくほどのアネゴ系でしたので、
「ほっといたりは出来ない」という気持ち、痛いほどよく分かります。

「もうしんどい、自分の事だけでも精一杯なの(泣)」と思ってるのに、
どうしても相談に乗ってしまう。(選択肢がない。)
しかも、「それは大変ね〜、でも頑張って!」などと中途半端な事は出来ず、
「あの人の問題を解決するには・・・」と、自宅でも一人、
真剣にぐるぐる考えてしまうようなタチでした。

実はこれを、心理学用語で『共依存』と言います。
 
             ◆   ◆   ◆

つづきを書く前に、ここでもう一人のかたからのメールもご紹介したいと思います。

●M.K.さん(女性)からのメールです。(抜粋しています。)
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こんにちは。
今日の内容ぐっぐさっときました。。。

と、言うもの私はそこそこな年月お付き合いしている人がいます。
一応お互い「人生をともにする相手」とも思っており、
何かあればまっさきに報告相談するような、
何か美味しいものを食べれば「今度は一緒に」と思うような感じです。

ただ、ここ最近彼の方がとても忙しいのもあってか、
(遠距離なので毎日ウィルコムの音声定額コースで会話しています)
うまくいえないのですが「リラックスさせて!」「楽しませて!」
という感じが強く出てるように思えるんです。

電話はかけてきてくれるものの、自分から会話をふらない、
こちらからふっても会話をしようと思っていないようなぶったぎりな返答。
こちらから何か質問してもブチっと断定されてしまうので、
キャッチボールにならないんです。

離れているからこそ色んな話をしたいと思っていますので、
こういうこと興味あるかな?以前興味があるようなこと言ってたな
というようなことを見聞きして感想を話したり、ふってみるのですが
バサっと切って終わり。
「で次なんかない?」というような感じなんです。

かといえば やたら語りだしたりもする。
仕事のことをグチも含めて色々話すかと思えば、
やはり仕事のことで色々たまってるんだなと思って話をふると、
「多分想像できないほど厳しい環境だよ。
解決策があるわけでもないのに大変だねと言って なんか意味あるの?」
というようなことを言うことも。

確かに解決策がないのに「大変だね」というようなことを繰り返されれば
嫌になるだろうなとも思うので私も悪かったとは思います。

今は兎に角 仕事が大変なので
「今度休みが取れたら」なんてことも
日々の食事で美味しいものをというのも食べにいけるわけでも、
購入できる時間に退社できるわけでもデリバリーを利用できる環境でもないので、
頭に上りもしないようで、「話したい」と思ってくれるのは嬉しいのですが、
どうしていいものやらと思案に暮れてました。。。
やはりこういうのも「依存心」なのでしょうか?(私も彼も)

また、こういう状況の時相手が何を望み、どうしたらリラックス、
または楽しいと思ってくれるか、
何か私が見落としているようなところに解決策があれば
ぜひアドバイスをお願いしたくメールさせていただきました。

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さて、まずO.Y.さんへ。
心理学では、『出来ない=深層心理では、やりたくないと思っている』
という風に置き換えて考えます。とすると、

>現状、相談されたりするとやっぱり力になってあげたいし、
>変に気が廻ってしまって
>ほっといたりはできないと思うんです。

という事は、O.Y.さんは、深層心理では『相手をほうっておきたくない』
と思っている事になります。無意識的にネ。

もしも『ほうっておきたくない』のだとしたら、それはなぜですか?


私の場合は、『ほうっておくと考えただけで、あまりにも自分の胸が痛い』
という気持ちが沸いてきました。

昔の、あのつらかった頃、誰に訴えても聞いてもらえず、
手を差し伸べてもらえなかった時のショックと心臓が張り裂けそうな傷付き。
それが蘇えってきてしょうがないのです。
目の前の、手を伸ばし助けを請う人が、
過去の自分のように見えてしまい、
『助けてくれなかった誰か』の代わりに
自分が手を差し伸べるしかなかったのです。

だって、手を差し伸べてもらえない事が、どれだけつらいかを知っているから。
その手を無視する事は、あの『誰か(加害者)』と
同じ事をする、という事に繋がるから。

だから過去の私は、どうしても目の前の人の力にならずには
いられなかったのです。
どんなに自分がボロボロに疲れ果ててしまっても、
手を伸ばされれば『応えずにはいられなかった』のです。
自分を差し置いてでも『何とかしてあげなくちゃ!』と、
半ば冷静さを失って、相手の事に一生懸命になってしまっていたのです。


これが『共依存』です。


M.K.さんへ。
抜粋掲載という形になってしまいましたが、全文に渡り、
すごくお気遣いの感じられるメールでした。ありがとうございました。
我々カウンセラーは、その人の文体からある程度、
性格や思考パターンをプロファイルする事が可能ですが、
まさしく・・・O.Y.さん同様、
『目の前にしんどそうな人が居たら気になってしまう、
励ます以外に選択肢がない』というタイプに見受けられました。

O.Y.さんのメールとM.K.さんのメールは、
どちらも『共依存』についての内容です。

>やはりこういうのも「依存心」なのでしょうか?(私も彼も)

そうなんです・・・。残念ながら、彼もM.K.さんも、
ネックになっているのは
『自分の心の奥底にある依存願望に気付いていない』という事。

しかも、ご自分の心の中にある、
『誰かに思い切り甘えたり依存したい気持ち』を、
『そんなのダメだ!』と、禁じて押さえ込んで生活している、
という事なんです。

(無論、大人になれば誰でも多かれ少なかれ、
これをやっているんですけどネ。
押さえ込まなきゃ、社会人として問題も出てきますしネ。)

ともあれポイントは、
『押さえ込んでいる事』じゃなく、
『依存願望を自覚していない事』、
それを嫌い、禁じている事に『気付いていない事』です。

ですのでついつい、『依存願望が、ストレートにではなく、
周りくどい形で表に出てしまうのです。


彼・・・そのまんまズバリ、あまのじゃくの駄々っ子みたいな形で
M.K.さんに甘えてきてますよね。(半ば八つ当たり的というのか。)
ちなみに実は、八つ当たり的な甘えの態度は、
無意識のレベルで『相手への信頼』がないとできないものです。
(=こんな自分を見せてもあいつは俺を嫌わない、的な信頼です。)

けれども、こんな態度がエスカレートしたら、
M.K.さんはおしまいには疲れ果ててしまいます。
彼の態度を前にして、
ご自身の気遣いがムダにしかならないような
けだるい無力感に襲われます。
(あるいはもう襲われているのでは?)


同じくO.Y.さんの、

>私自身アネゴ系な方で疲れてしまう事があるんですが、

の部分にも、M.K.さんのような気遣いを
今までたくさんされてこられたにも関わらず、
努力が思うほど報われなかったり、
ご自分ばかりが疲れてしまったり、
それがずっと続いて終わりがなかったり・・・。
「もう嫌なの、こんな人間関係!」と、
やりきれなさのようなものを訴えてこられている
ような感じを受けました。


さて、今ここを読んで下さっているあなたは、
今どんなお気持ちでしょうか?

「私の事だわ・・・この話(汗)」
と思われているかた、かなり多いのではないでしょうか。

おそらくこの問題は、多くの
『甘える事がヘタな人』
『アネゴ系なキャラのせいで損をしている人』
『パートナーとの関係に悩む人』
『過去、お付き合いしていた人と結局ダメになってしまった人』
にとって、とても他人事には思えない大切な問題かと思います。

なので次回、この続きをキッチリお伝えします!
(ごめんなさい、切っちゃって!長くなりすぎました・・・!(>_<))

正直に言って、ほとんどの長続きしない男女関係の根っこには、
この問題が大きく横たわっているケースが非常に多いのです。

O.Y.さん、『親許し』以外の方法もご提案しますネ。
待ってて下さいネ。
M.K.さん、今なら彼との関係を悪化させずに、
十分いい方向へ持っていけますすし、修復できますのでネ。
大丈夫ですので。


★質問です。この話を読んでどう感じました?
1:「なるほど。」  2:「すでにやってるよん♪」  3:「こんな事、人に伝えてあげたい!」


●よければ「ひとこと感想メール」を下さいな♪
 (質問や、「こんな事について知りたい」というご要望も歓迎いたします♪)