「パートナーに対して、不平不満のある人へ。」−2

◆なぜ、不満に思う相手と自分が同じなの?

こんにちは!辻耀子です。
さて、前回、いくつかある解決案のうち、一つをご提案しました。

それは、
◆“相手と自分とは同じだった、と気付く事。”

「え?どうして?」

だってあなたはつい、『自己中心的で依存的な相手』を、
『自分とは正反対の人』(=間違っている人)という位置に
置いてしまいがちだからです。

「でも・・・。だって、正反対の事をしている人でしょう?」

確かに、表面上を見れば、あなたと相手とは、まるで正反対。
まったく逆の行動を取っています。
あなたが大人びた態度や言動であるのに対し、
相手は「自分さえよければいい」とばかりに、好き放題、身勝手。

けれども、その相手と共依存の関係になる、という事は、
あなたの心のどこかには、相手を見下し、
卑下する感情があるはずなのです。
(あるいは、相手は間違っている、という感情が。)

(相手のわがままな言動に対して、
より強いストレスを抱えるハメになるのも、あなたですもの。
お付き合いの中で我慢が増えますよね。)


「だったらなおさら、こちらが、相手を『間違っている』
と思って普通なんじゃないですか?
どうして同じだと思わないといけないんですか?」


そうですよね・・・、そう考えて普通だと思います。
でもそれでも、相手とあなたは、同じ事をしていると
認める必要があるのです。

なぜなら、2人の間には、上下関係のようなものが出来上がってしまい、
それが2人の関係を、どんどん苦しいものにするからです。

『いつだって、大人びてそつのないあなたのほうが、
相手よりも優れている位置』に来てしまうのです。

これは、例えるなら、『食事に行ったり遊びにいくたびに、
あなたのほうが常に、相手におごってあげている状態』のような関係です。
(ギブとテイクが半々じゃない状態ですネ。)

こうなると、相手は面白くありませんよね。
もちろん、最初のうちは「ラッキー♪」と思うかもしれません。
優しくて頼れるあなたに依存できるのですから。

けれどもやがて、水面下で、コンプレックスが湧き上がってくるのです。
『常に劣勢な自分』
『常に精神的におごってもらってばかりで、
お返しをしたくても、する場面がない。
格好いいところを見せられない』
『お返ししようか?と言っても、
相手(あなた)はものすごく甘え下手で、
その気持ちをちっとも受け取ってくれない』

これが続くと、相手は段々あなたに対して、
『愛憎』の気持ちを膨らませていきます。

「好きだけど、感謝してるけど、でも負けているから悔しい。」

「親切にされればされるほど、励まされ助けられるほど、
自分の弱さと非力さを思い知らされて、惨めさが襲ってくる」

「やがて、そんな惨めさをしょっちゅう感じさせるあなたに対して、
怒りと下克上の気持ちが沸きあがってくる・・・。」


だから、あなたが相手を励ましても、親切にあれこれしてあげても、
相手は前ほど感謝を返してくれなくなっていきます。
(ラッキーどころか、嬉しいとも思えなくなってくるからです。
ヘタしたら、ウザくなってきたりもするわけです、あなたの親切や優しさが。)

で。おしまいには、あなたに「ありがとう」と言うべき場面で
「どうせ自分なんて・・・!」とふてくされたり、
「お前は気楽でいーよな」とか、
「もっと○×してくれよ!」と更にわがままに駄々をこねたり。


「なるほど、確かに・・・!最近は、
『もう!これだけしてあげてるのに何よ、その当たり前な態度は!!』
って、苛立ったりする事があるんです。
前ほど感謝してくれないし、いい加減こっちも疲れてきます。
よかれと思って優しくしたり気遣うのが、裏目に出てる気がするんです」

そうでしょう?
でも誰だって、自分のほうが劣勢の位置に甘んじ続ける(負け続ける)のは、
楽しくないんですよね。
ですから何とかして、相手よりも優勢に立ち、
いい気分を味わいたいと思うものなのですネ。
どんな手を使っても。(あなたを困らせてでも。)



この2人の関係をよくする鍵を握っているのは、実はあなたのほうです。
精神的に優勢に立っているあなたのほうが、
この関係をコントロールできるからです。

だからまず、『相手の行動を卑下するのをやめるため』に、
『自分と相手は同じ事をしている』と気付く必要があるんです。


実際、あなたと相手、そのどちらも依存願望がありますよね。
気付けますか?

(ここが第一関門!気付ければ、共依存の可能性は半分に!)

その依存願望を、あなたは押し殺して、自分にはないものとしています。
でも、ホントは心の奥底にあります。
あなたにとっては、『依存心』はタブーです。禁止事項です。

だからあなたは、甘えている人が大嫌い。依存的な人が大嫌い。
見ているだけで苛立ちます。
その苛立ちの正体・・・、何なんでしょうか。分かりますか?


その正体とは、『相手に対する羨ましさ』です。
あなたはホントは、相手の位置に行きたくて仕方がありません。

「私だって、もっと子供の頃に親に甘えたかった!でも出来なかった!」
「私は、甘えたい気持ちを押し殺して大きくなるしかなかった!」
「私のつらさや寂しさを、私の親は全く気付いてくれなかった!」
「だから私は社会に出てからも、自分一人で頑張ってきた」
「他人に迷惑を掛けない人間になろう、出来るだけ人にやさしくなろう。
誰かを傷つけたりしないようにしよう。
そして私は、誰からも好かれるような人になるわ」

「そしてそんな私になったら・・・。おてんとさまはきっと、
それを見ていて私にも報いがくる」
「いつか誰かが、私に手を差し伸べてくれる・・・。そしてきっとよくなる」


ところがあなたには報いは来なかった。
相手はあなたの優しさに感謝するどころか、だんだん厚かましくなり、
もっともっと、と依存してきます。

「こんなはずじゃなかったのに!
これだけ我慢して、相手のためによかれと思って、
出来るだけの事を相手にしてあげているのに、
相手は私が欲しいものを全然くれない!」

この時あなたは、おてんとさまに不平不満を持ちます。

この不平不満の種類は、
『相手があなたに対して感じているもの』と全く同じなのです。


「え?!嘘でしょう?同じ種類?!」
「話が見えません!(>_<) ってか、納得行きません!」

そうですか・・・?
(でもそういう風に思っちゃうあなたの気持ちも、痛いほど分かりますよ。
ホント、納得など行かなくて当然でしょう。
昔の私も、髪の毛掻き毟りたいような気分になりましたよ、
この話を初めて聞いたとき。)


今日はここまでです!
ちょこっと、宿題を・・・。

●もしもあなたが仮に、おてんとさま(社会)に対して不平不満を
持っているとしたら、それはどんな事ですか・・・?

1分間でいいので、考えてみてネ!
(支離滅裂だったり、論理的ではない事柄が直感的に頭をよぎったり、
いきなりふと何かの思い出、過去のシーンが頭をよぎるかも知れません。
それは実は、あなたにとってはとっても重要な『鍵』になります!)

応援してまーす♪



<オマケ>辻耀子

『出会いの作りかた』講座を書くために、
ものすごい数の恋愛本を買いました。

本屋さんのレジへ、その手のタイトルの本ばかり「ドサッ!」(笑)。
ギョッとする、レジのお姉さん。

翌日もまた「ドサッ!」
そのまた翌日も「ドサッ!」

「い、いや違うんですお姉さん、これには色々訳が・・・!!」
と、心の中だけで叫んだ私でした。

「だからお姉さん・・・、わけはこれだったんですってば・・・!」


★質問です。この話を読んでどう感じました?
1:「なるほど。」  2:「すでにやってるよん♪」  3:「こんな事、人に伝えてあげたい!」


●よければ「ひとこと感想メール」を下さいな♪
 (質問や、「こんな事について知りたい」というご要望も歓迎いたします♪)