今日は、「人はなぜ、傷つく?」というテーマで書いてみます。
誰でも、セールスしに行って断られるのはつらいものです。
露骨に嫌な顔をされると、グサグサ来ますね。
「もっと傷つかずにいられたら、人生楽なのにな・・・」と考えたことはありませんか?
私は人見知りが激しくて、ただでさえ初対面の人とお話しするのは とってもドキドキします。
(カウンセリングでもそうなんです。初対面のかたと会うたびに
実は心臓が口から飛び出しそうなほどです。
毎回、さも「緊張してませんよ〜♪」という風に見せるのに、
多大なエネルギーを費やしているのです(汗)。)
昔、幼い頃の私は、クラスを見回して、いつも思ってました。
「あんまりいちいち傷つかない人っているなぁ。いいよなぁ、あんな風に、心が頑丈に生まれたら。
いつもケロッとしてられるし・・・だからイジメにも遭わないし・・・」
そんな私は、ドラえもんの『石ころ帽子』が欲しかった。
石ころ帽子は、ドラえもんアイテムの中ではマイナーアイテムなのですが、
私の中では最もキラキラ輝いて見えていました。
それを被ると たちまち道端の石ころみたいな存在になれるのです。
それさえあれば、授業中も先生から当てられないし、存在を消せるので、
もちろんイジメのターゲットにもされません。
(わ、書いてて暗くなってきました 我ながら(^_^;)。やばいっ)
ともあれ、子供の頃の私は、「傷つきやすいかどうか」は心が頑丈かどうかで決まる
(しかも生まれつきなのだ)と信じ込んでいたのですよ。
・・・ですが。
ですがですっ!衝撃的なことに、心理学を学んでから「それは間違いだった」と気づいたのです。
同じ言葉を浴びせられても、立ち直れなくなるほどボロボロに傷つく人と、
「クソッ、ムカつく!」という程度で済む人とがいます。
この差が性格の差ではないとしたら、一体なぜこの差が生まれると思いますか?
(ヒント:自己イメージ)
(・・・せっかくですので、考えてみてくださいナ♪)
(ヒントその2:図星かどうか。)
(さぁ、どうでしょう?? 答え、浮かびました?)
では、心理の種明かしに行きたいと思います。
正解は、こちらです。
『傷つく度合いは、その人がどれぐらい自分自身の事を嫌っているかどうかによって 決まる。』
幼い頃の私は、自分のことが嫌で嫌でたまらなかったのです。
だから、ささいな事ですぐに傷ついていました。
傷つく前から、「誰かに傷つけられるのでは」と、いつも怯えていました。
だから石ころ帽子が欲しくてたまらなかったんです。
通常、10代後半頃が最も自己嫌悪が激しいと言われています。
鏡を見てはアイドルタレントと比べて、ため息・・・。
朝起きて髪型が決まらないだけで、ため息・・・。
友達のほうが成績がいいと、ため息・・・。
友達が可愛い・格好いいバッグや靴を持っていると、ため息・・・。
友達のほうが大きな家に住んでいると、ため息・・・。
女性なら、妹のほうがスタイルがいいと、ため息・・・。
男性なら、弟のほうが走りが早いと、ため息・・・。
10代後半は、誰かに言われたささいな一言が、胸に突き刺さります。
でもやがて20代に差し掛かり、大人社会にも仲間入りして自分自身に自信が
持てるようになってくると、徐々に自己嫌悪は薄らいでいくものです。
そうすると、
「思えば10代後半の時、なんであんなささいな事でいちいち傷ついていたんだろう?」と
バカみたいに思える時もやって来ます。
(そうして、おじさん・おばさんになるにしたがって、どんどん厚かましくなっていくのが
関西人のサガなのです(^_^;)。わ〜!)
けれども、大人になったからと言って、自分の全てを好きになれるか?と言われれば、
そんな事はないんですよね、残念ながら。
ここで、「傷つく度合い」が決まってきます。
自己イメージが低い・・・つまり「どうせ自分なんて うだつが上がらないし、ロクに役にも立たない。
価値が低いなぁ・・・」と思っていればいるほど、セールスで断られたり、ちょっとした場面で
グサグサ傷つく羽目になるのです。
◆ではここで、あなたの『自己イメージチェック!』
例えば、朝。あなたは、同僚の人が通りの向こうを歩いているのを見つけました。
「おはよ〜!」と声を張り上げ、手を振ります。
ところが同僚は、あなたのほうを見もせずにすたすたと歩いていってしまいました。
この時あなたは、どう思いますか?
A:「あれ?聞こえなかったのかな?」
B:「も、もしかして昨日、何か悪いことした?怒ってる?」
Aを選んだあなたは、もしもこの翌日の朝、またも同僚の人を見かけたなら、どう行動しますか?
きっと、昨日よりもっと大きな声を張り上げて、「お〜い!おはよう〜!」と叫ぶのではないでしょうか。
一方、Bを選んだあなたは?同じ行動に出ることが出来ますか?
おそらく難しいはずなんです。翌日は、きっと声を掛ける事自体を躊躇してしまいます。
だって、「もしかして嫌われてるのかも・・・」という不安感が胸をよぎってしまうからです。
これが、『心が傷つく度合いに差が出る原因』です。
こんな心理メカニズムが働いて、グサッと傷ついたり不安やストレスが溜まっちゃうのです。
また、自分が密かに胸中で自己嫌悪している事柄を、誰かが何気に口に出した時にも、
やっぱりグサッと来ます。
例えばここに一人、お腹の脂肪を気にしているAさんという男性がいるとしましょう。
昼休み、オフィスにて。Aさんが「ちょっといいな♪」と思っているB子さんが、
他の女子社員と談笑しています。
その内容は、お腹の脂肪の話。
Bさんが女子社員と話している声が、Aさんの耳に入りました。
「はぁ〜、このお腹の脂肪、我ながら見るたびに吐きそうよ」
Aさんはこのセリフを聞いてしまった瞬間、グサッと傷つきました。
そして、自分のお腹を一人見つめながら「・・・やっぱダメだ、こんな自分の事なんて、
B子さんは見るだけで吐きそうになるのか・・・好きになっても到底ムリだな・・・(ため息)」
これ、笑えない話です。
こうやって私たちは普段、他人の話だろうがテレビの中で誰かが何か言ってる話だろうが、
小耳に挟んでは勝手にグサッと来たりしているのです。意外にもしょっちゅう・・・。
ではもしも、Aさんが自分のお腹の脂肪について全く気にしてなければどうでしょうか?
なんと。先ほどのB子さんの言葉を耳にしても、ケロッとしてられるのです。
(Aさんの体型は同じなのに!お腹に脂肪があるのに!)
要は、『お腹の脂肪に対するAさんの自己イメージ』。
ここが鍵なのです。(ここだけなのです、問題は。)
お腹の脂肪を嫌っていれば、自分が言われたように傷つきます。
お腹の脂肪を気にしていなければ、B子さんの言葉は単に『B子さんのお腹についての話』に過ぎず、
要は他人事なのです。むしろAさんは、笑いながら明るく「B子さん、別に大丈夫だよ〜!
それぐらい僕の脂肪に比べたらゼロに等しいって!気にすんなよ!」と
励ましてあげられるかも知れないのです。
人は図星を指されるとグサッと来るし、傷つきます。
実は、「あの人に言われたから傷ついた!(傷つけられた!)」のではないのです。
傷つく要因があなたの心の中にあるかないか、が決め手なのです。
・・・というわけで。
「では、どうしたら自己イメージを変えられるの?」
それには心理分析が有効です。
心の傷というのは、身体の傷と違って、必ず修復可能なのですヨ♪
そのためにはまず、自分の弱点を見つけるところからスタートです。
(弱点を見つける作業はちょっとヤだけど、見つけないままグサグサ傷つくよりはいいのです。)
少し思い返してみませんか。
子供の頃言われた言葉で、まだ今も覚えてるショックだった言葉・・・。
最近誰かから言われ、軽い言葉だったのに意外と傷ついた言葉。
その下に、どんな自己イメージが潜んでいるんでしょう?
(ご自分で考えてみるだけでも、自己イメージは発見できますのでネ。)
発見しただけでも、ちょっと納得です。
「あ〜!あの人に言われたから傷ついた、というよりは、自分が無意識のうちに
自分のことを●●●だと思ってたから、そこを突かれてショックだったんだ!」ってネ。
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今日のまとめ
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「自己嫌悪を減らせば減らすほど、傷つく回数も減らせます♪」
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by; 辻 耀子 (ありのまま.com)
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